これまでに「ぬか漬け」にチャレンジして3回ほど挫折しているわたしですが、懲りずに(^^;)また今年の10月末から漬け始めました(^^)
作りはじめて1ヶ月ほどが経ち、徐々においしくなって来て、うれしい今日この頃。
先日ふと、ぬか床を混ぜている時、無意識ではあったのですが、意外にも自分がとても丁寧に混ぜていて、ぬか床の香りや状態を観察しているなぁということに気づいたのです。
だったらこの混ぜる数分間をもっと意識的にマインドフルネスの実践も兼ねてやったら、今度こそ挫折せず続けられるかも…!と思うようになりました。
ぬか床を1日1分マインドフルに混ぜる
ぬか床を混ぜる時にわたしが意識し始めたことは、
- 香り
- 見た目(色やかたち)
- 感触(水分の状態や温度)
- 混ぜる時の音
- 野菜のつかり具合や味
- 昨日との違い
- もし自分の理想の状態になっていなくても、今の状態をよく理解して対処し、気長に変化を待つ
- ぬか床の中にいる微生物や栄養素など、目には見えないけど、そこにあるもの感じる
これらを五感+(第六感)も使いながら混ぜます。
もしかすると、ぬか床作りをしている人でしたら、これらのことは自然にやっていることかもしれません。
わたしが過去に挫折した理由は、酸っぱくなってどうにもできなくなり投げ出す…ということがほとんどでしたので、7番ができるかどうかがポイントになってきそうです。
マインドフルネス的な考え方に置き換えてみると「思い通りにならない相手(ぬか床)の状態を受け入れ、冷静に対応する」といった感じかな(?)
ぬか床を毎日混ぜる理由
ついでに、もう一つ気になったこと。
「そもそも、ぬか床ってどうして毎日混ぜるの?」
その理由がわかっていないから失敗して嫌になるのかもしれない。
そう思ったので調べてみることに…

ぬか床の中には、上の図のような酵母菌、乳酸菌、酪酸菌などの代表的な菌の中にも何十種類とあって、さらに他にも、混ぜる人の手の皮膚の常在菌など、多種多様な微生物が共生しているそうです。
その中には、空気の好きな菌、嫌いな菌がいて、それぞれで棲みたい場所が違っているそう。
そのため、混ぜずに放置すると一部の菌種が増えすぎたりして、匂いや腐敗の原因になるらしいのです。
発酵のバランスを保つためにも、毎日かき混ぜることが大切になってくることがよくわかりました。
ぬか漬けは持続可能な食べ物
さらに、ぬか床を続けるメリットもわかってきました。それは…
- 捨てていた糠を活用できる
- 捨てていた野菜の端切も漬物にできる
- 野菜の栄養価が上がる、免疫力向上、腸活など健康に良い
- 半永久的に使える
- 常温で保存可能
- 火を使わない
- お肌がつるつるになる
- 菌種を通して生物多様性を感じられる
自分にとっても、地球にとっても良いことが多く、プラネタリー・ヘルスを目指す上でも、素敵な食べ物と言えそうです。
素手で混ぜることで、菌達と直接触れあい、そこからいろいろなものを感じながら、瞑想と同じような静かに落ち着いた時間を過ごすことができています。
長く続けられるといいな!
