きょうの料理 土井善晴先生の豚まいたけをマインドフルネスクッキング

豚まいたけ マインドフルネスクッキング

先日の投稿にも書いた、

NHK「きょうの料理」
土井善晴先生のふつうにおいしいもん

「豚まいたけ」 (※レシピは「みんなのきょうの料理」サイト

マインドフルネスを意識しながら、実際に料理してみました。

意識したポイント

番組で土井先生がお話されていた内容の中から、
マインドフルネスを活かせそうなポイントを、いくつかピックアップしました。

  • 自分がどんな炒め物にしたいのかを考える
  • 豚のブロック肉を斜めにそぎ切りすることで、食感を立体的にする
  • 自分の目で見て、頭で考えて加減する
  • 良く観察する
  • 両手を使ってゆっくり炒める
  • 食材の声を聴く(炒める音を聞く)
  • 音がおいしさに変わる
  • 地球の引力を利用して盛り付ける

土井先生流のこれらのポイントを意識しつつ、さらに自分の五感を使って丁寧に調理していきました。

マインドフルクッキング(つくる瞑想)

材料

豚バラブロック肉、まいたけ、塩、酒、砂糖、しょうゆ、酢、植物油、(粉ざんしょう)

まいたけを観察する

炒める前のまいたけの香りを嗅いでみました。

とても複雑な香りがしたので、うまく語源化できないのがとても残念なのですが、
樹木のような、土のような…でもほんのり酸味も感じる…、芳醇な良い香りがしました。

触った感じは、しっとりとしつつも、張りのある質感。

キノコは秋の食材なので、季節も感じながら、食べやすい大きさに分けていきます。

豚肉を観察する

豚のブロック肉に触れた感じは、しっとり&どっしり。

炒め物といったら、いつもペラペラの豚バラ肉を使うので、今日のブロック肉は我が家にはちょっとした贅沢。

斜めのそぎ切りにしながら、焼いたらどんな食感になるのかをワクワク想像しながら、丁寧に切っていきます。

塩を馴染ませた後のお肉の変化も観察しつつ、おいしくなぁれと思いを込めます。

自分がどんな炒め物にしたいのかを考える

このレシピの最大のポイントは、「絶えず混ぜながら、まいたけから出る水分を活かしてお肉を柔らかく炒めていく」でした。

しかし、わたしや家族は、お肉に焼色がついているのが大好きなのです。

じっくり考えた結果、家族においしく食べてもらうのが一番大切な目的かなと思ったので、ここはレシピ通りにはせず、わたしの「自由」を取り入れることにしました。

 

炒めるという工程を観察する

プライパンに油をひいて温めます。この時、温度感も味わいながら。

お肉を入れて数秒後に、お肉の焼けるいい香りが広がります。

ジュージュー焼ける音と、香りと、焼色をじっくり観察。

さらに、まいたけを加えると香りが変化することにも気がつきました。

お肉に焼色をつけるという「自由」を採用しましたが、
片面だけ焼色が付いてきたところで、お肉の声を聴いてみると、、、、、

「もう片面は、土井先生の言う通りに焼き色はつけず、しっとりと焼いた方が良いよ。」
と言っているように聴こえたので、

それからは、まいたけの水分とお肉を一緒に絡めるように、両手で混ぜながらていねいに炒めていきました。

調味料を順番に入れていく度に、音や香りがどんどん変わっていき、
自分の感じるおいしさ指数が最高潮になってきたところで、完成です!

実食!(食べる瞑想)

お肉の柔らかさもちゃんと残り、焼き色がついた部分の香ばしさ、まいたけのシャクシャクとした歯ごたえ

噛む度に食材の旨味をじんわり感じました。

お肉の切り方で食感が立体的になるというのも、食べてみてわかりました。

味付けもとてもよくて、思っていた以上においしく出来上がりました!

家族も「ええ味やね」と言ってくれていたので、大成功かな。

ごちそうさまでした!

気づいたコト感じたコト

よく観察しながらゆっくり丁寧に作ると、こんなにもおいしくできるんだ〜!驚きの発見でした。
恥ずかしながら…いつも料理している時、あちこちで複数のことを同時並行で行っていたので、今回の様に、一つの料理に真剣に向き合って作ったことは、もしかしたら今までなかったかもしれないです。

●調味料を入れていく時、いつもは流れ作業のように、ただ入れるだけ…でしたが、
「調味料を加えることで、食材にどんな変化が起こるのか」「どうなっていくのか」、
今ここをちゃんと見て、考えて調理する大切さを痛感しました。
20年以上も主婦をしていて恥ずかしい限りです(とほほ…笑)

●炒め物というシンプルな調理法ですが、奥が深いと感じました。

●焼き方については、自分の気持ちも大切にしつつ、本来の土井先生の教えも受け入れたことで、結果的に良いものに仕上がりました。
マインドフルネス講座で学んだことの一つに、「まずは相手を受け入れる」そして「自分も大切にする」というのがあります。今回は、それとは少し違いますが、その学びを思い出させてもらえた気がします。

●そして、自分の気持ち次第で、いつもの何でもないことが、とても嬉しいコトに変えられるのだなと感じました。

 

自分の体を作っている毎日の食事。大切にしていきたいなと改めて思うことができました。


今回も読んでいただき本当にありがとうございました!

 

このブログでは、日常のさまざまなことをマインドフルにやってみて、そこから得た新たな気づきや学びを記録しています。
「マインドフルネスを日常に活かす感覚をもっと磨きたい。」と思っている方の小さなヒントになれば幸いです。

 

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