お勧めのゲルインキボールペンで「如意輪観音」を写仏

描く瞑想
写仏に使用する画材に、筆ペンと、鉛筆を試した後、
新たにゲルインキのボールペンで試してみたところ、
とても心地良く写仏できることを知ったので、
描写がとても細かくて描くのを諦めていた仏画に挑戦してみました。

Hello, this is Pokemaro.

After trying a brush pen and a pencil for Shabutsu (Buddha image tracing), I decided to test a gel ink ballpoint pen.
I discovered that it allowed for a very comfortable experience, so I challenged myself to work on a highly detailed Buddhist painting that I had previously given up on.

如意輪観音を描く
I drew Nyoirin Kannon (the Wish-fulfilling Wheel Avalokiteshvara).

今回、写仏した仏画は、

心を調えるはじめての写仏なぞり描き」 解説:小峰彌彦 仏画:小峰和子

という本の中から、如意輪観音さまを選びました。

こちらが出来上がりです。

This time, for my Shabutsu practice, I chose to trace an image of Nyoirin Kannon from the book:

“Kokoro wo Totonoeru Hajimete no Shabutsu Nazori Gaki”
(Explanation by Yahiko Komine, Buddhist artwork by Kazuko Komine).

Here is my completed work!

描いているときはとても楽しく、かなりマインドフルに、描くことに集中できました。

I had a great time drawing, and I was able to focus deeply on the process with a strong sense of mindfulness.

※描き終わってブログに載せよう〜って思ったところまでは自分では仕上がりにとても満足していたのですが、こうして画像にして見返してみると、まだまだ修行がたりないなぁ〜なんて感じもしますね(笑)これからもっとたくさん描いて功徳を積みます(^^)

ゲルインキボールペンでの写仏はとってもイイ!
Shabutsu with a gel ink ballpoint pen is amazing!

ゲルインキのボールペンは筆ペンに比べてインクが滲むことがなく、気持ち的にとても落ち着いて描くことができます。

また、鉛筆と比べると、細かい部分の線がくっきり描けることで気持ちよく描くことができます。

わたしの現時点でお薦めするボールペンは、前回の日記で紹介しています。

気になるかたらそちらもご覧ください♪

Compared to a brush pen, a gel ink ballpoint pen doesn’t cause ink to bleed, allowing for a calmer and more relaxed drawing experience.

Also, unlike a pencil, it creates crisp, clear lines in detailed areas, making the drawing process feel even more satisfying.

The ballpoint pen I currently recommend was introduced in my previous journal entry.

If you’re interested, be sure to check it out!

如意輪観音の特徴
Characteristics of Nyoirin Kannon

せっかくなので自分の勉強のために、如意輪観音さまの特徴についても調べて学んだことを少しだけ記録しておこうと思います。

Since I had the opportunity, I decided to do some research on Nyoirin Kannon to deepen my understanding. Here, I’ll record a few things I’ve learned as part of my study.

どんな仏像さまなの?
What kind of Buddha statue is Nyoirin Kannon?

仏教における信仰対象である仏像には、地位の高い順から

「如来」「菩薩」「明王」「天」「その他(羅漢・祖師など)

とありますが、如意輪観音さまは、その「菩薩」のグループにあたる一尊で、自由自在に変化して人々の願いを叶える観音菩薩の六観音(観音菩薩の6つの姿)の変化身の一つです。

如意輪の「如意」とは、願いを叶える如意宝珠のことで、ちょうどこの仏画の胸のあたりで手に持っているものです。
「輪」は、煩悩を打ち砕く法輪の略です。さきほどの如意宝珠の下の方に位置する車輪のような形のものが、法輪です。

如意輪観音さまは、慈悲に深いことが特徴で、人々をあらゆる苦悩から救い、願いを叶える菩薩さまだそうです。

手の本数と持仏について

如意輪観音さまの手の数は、像によってさまざまで、2本(二臂(にひ))4本(四臂(よんぴ))6本(六臂(ろっぴ))8本(八臂(はっぴ))などがあるそうです。(経典や図像集には10本(十臂)12本(十二臂)の像も記載されているとか?)

一般的には胎蔵曼荼羅で描かれている6本の手を持つ「六臂像」が主流。

今回描いた如意輪観音さまも六臂像で、
右の第一手は「思惟」の形、第二手に「如意宝珠」を持ち、第三手に「念珠」を持っていました。
左の第一手は「光明山」を(おさ)えていて、第二手に「蓮華の花」、第三手に「法輪」を持っていました。

如意輪観音さまの魅力

わたしは、この如意輪観音さまの「思惟(しゆい)」のポーズがとても好きです。
これは、人々を救うための方法を深く考えてくださっているお姿だそうで、このお姿を観るといつもとてもありがたく感じます。
そして中指と人差し指を軽く曲げて頬に触れている繊細な指の表現は、とても魅力的です(ずっと観ていたくなるほど!)

今回、如意輪観音さまを描いてみてから、さらに本を読んだり、Perplexityなどで調べたりして自分なりに特徴もまとめることができとても勉強になりました。

今後、出かけた先で、如意輪観音さまにお会いできる機会があれば、これらの特徴を思い出しながらじっくりと拝観したいと思います。そして、またたくさん写仏もしていきたいです(^^)

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