運慶デビュー作の仏像をマインドフルに描いて心を調える

円成寺 名勝庭園 描く瞑想

今年に入ってからなかなかブログを書く時間が取れずにいましたが、久しぶりの投稿です。

先日購入した田中ひろみさんの著書『仏像なぞり塗り絵』を、お正月の休みに描いてみました。
今回描いたのは、奈良市忍辱山町にある「円成寺」の「金剛界大日如来坐像」です。

実は、昨年の秋に実際に円成寺を訪れ、拝観する機会がありました。そのときの感動や静かな時間を思い出しながら、一筆一筆を丁寧に重ねました。

圓成寺 金剛界大日如来坐像
圓成寺 金剛界大日如来坐像をなぞり書き

鉛筆写経もとても気に入っており、取り組むたびに心が静かになります。以前は「きれいに完璧に描かなければ!」という思いにとらわれていましたが、最近はその執着も和らぎ、途中で何か邪魔が入っても気にならなくなりました。もしかすると、「完璧に描くことはできない」と気づいたからかもしれません(笑)

今回は、本のテーマが「塗り絵」ということもあり、少しだけ色を加えてみました。写仏に限らず、塗り絵もまた、気持ちを落ち着かせてくれる素敵な趣味だと感じました。

円成寺では、広々とした浄土式庭園や本堂はもちろん、数々の貴重な文化財を鑑賞できます。
特に、このお寺は山々に囲まれた静寂な場所にあり、落ち着いた雰囲気の中で仏像と向き合えるのが魅力です。
バスの本数が少なくアクセスには工夫が必要ですが、あらかじめ時間をしっかり計画しておけば、心穏やかなひとときを過ごせるおすすめの寺院です。

 

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