数年前に、児玉美保先生がYouTube(※2023年9月22日朝の瞑想会ライブ配信)で紹介されていた本、
『よろこびの書 変わりゆく世界のなかで幸せに生きるということ』
やっと読了することができました!(👏パチパチパチパチ)
空き時間に少しずつ読み進め、あれこれ考えながら読んでいたこともあって、合間には別の本に手を伸ばしたりもしながら……気づけば、読み終えるのに2年近くかかってしまっていました😝
それでも、読み終えて本当によかった!
この本に助けられたような気がしています🥰
そして、また新たに「自分がすべきこと」が見えてきたようにも感じています。
というのも、少し前に心をざわつかせる出来事がありました。
目の前で、思いやりのない、他人を傷つけるような言葉を吐く人を見てしまったのです😿
その言動に対する嫌悪と悲しみの感情がどうしても手放せず、あのときの情景が何度も何度も頭の中でリプレイされていました。
湧いてきた感情に気づいて手放す。また湧いてきたら、手放す…。
この1ヶ月間、数えきれないほど繰り返しやっていました(笑)🫣
「なかなか手放せないなあ、どうしたもんかなあ」と情けなく思っていた、ちょうどそのタイミングで、本の後半に差しかかり……。
読み進めるにつれて、私の心も少しずつ、じわじわと静まっていくのを感じました。
「助けられました、ありがとう」そんな感謝の気持ちとともに、読了しました。
どんな本?
この本は、ダライ・ラマ14世とデズモンド・ツツ大主教という、世界的に影響力のある二人による対談をまとめたドキュメンタリーです。📔
テーマは「喜び」。
苦しみが蔓延するこの時代にあって、私たちはどうすれば、その苦しみの中でも喜びをもって生きることができるのか――。
想像を絶するような困難を乗り越えてきた二人の霊的指導者が、それぞれの人生を通して培った智慧を、静かに、そして力強く、ときにユーモアを交えて語ってくれています。
また最新の脳科学や心理学に基づく知見も取り入れられており、そこにも大きな説得力を感じました。
もしこの本のメッセージを人類すべてが理解し、実践できたとしたら……
地球上から、武器を用いるほどの悲惨な争いはなくなるのではないか。
そんな希望を抱かせてくれる一冊です。
喜びの八本柱
本の中では、喜びを持って生きるために必要な「喜びの八本柱」が紹介されています。それは:
- 物の見方
- 謙虚さ
- ユーモア
- 受容
- 許し
- 感謝
- 思いやり
- 寛大さ
この中でも、特に「受容」「許し」「思いやり」といった項目を読み進めていくうちに、固まっていた自分の思考が少しずつ緩んでいくのを感じました🥹
そしてもうひとつ、私に明らかに足りていないな…!と気づかされたのが「3. ユーモア」でした(笑)
ユーモアのセンスのある人に憧れてはいたものの、それは育った環境や性格で決まるもの、と思い込んで、どこかであきらめていたんです。
でもこの本には、「ユーモアも実践によって身につけられる」とあり、その具体的な方法まで紹介されていて
それを知ったとき、ちょっとワクワクする気持ちになりました😀
最後に
とても素晴らしい本なのに、私の拙い文章😅ではその魅力を十分に伝えきれない…(残念)
なので、印象深かった箇所を少しだけご紹介したいと思います。
この本は、自分で付箋した箇所が多すぎて、その中から厳選するのがとても難しかったですが、4箇所だけピックアップしました。
幸せの究極の源は私たちの内側にあります。お金でも、権力でも、地位でもありません。私の友人には億万長者もいますが、あまり幸福な人々ではありません。権力やお金は内的な平和をもたらすことはできません。外的な達成は真の内的な喜びをもたらしません。私たちは内面を見なければなりません。
私たちが自分の痛みを癒やせば癒やすほど、他者の痛みに目を向けることができるようになる。ところが、驚くべきことに、私たちが自分自身の痛みを癒す方法は、実際に他者の痛みに目を向けることによってであると大主教とダライ・ラマが主張しているのだ。それは「良循環」である。
大主教とダライ・ラマは、私たちのストレスのほとんどが、自分自身を他者から切り離されているとみなすことから生じていると述べている。その根底には、共同体感覚の喪失の問題が横たわっている。
チベット子供村では、喜びが究極の世界平和の源泉になるかどうかという問いに対して、ダライ・ラマはこう答えていた。「私はそう思います。それにはまず人々が喜びを明確に理解する必要があります。敵を殺したり、誰かをいじめたりすることで、一時的な喜びを得られるかもしれません。ある種の一時的な満足感はあるでしょう。しかし、本当の喜びは他者を助けることから生まれます。他者を助ければ、もっと大きな満足が得られます。だとするなら、幸福な社会を築く上で必要なのは、喜びについて考えを変えることです。平和な家族を作るためには、まず個々人が内なる平和、すなわち喜びを創り出すべきです。その後、他の家族と喜びを分かち合うのです。そのようにして、一つの家族から10の家族、100の家族へと広げていってください。そうすれば、私たちはより幸せなコミュニティ、より幸せな社会、より幸せな人類を実現できるでしょう
河出書房新社 (2018/9/26出版)
27p, 74p, 111p, 380p
いかがでしたでしょうか、興味が湧きましたらぜひぜひ読んでみてください!😃
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